死にたい

「死にたい」と言っている人に対して
「生きていればいいことあるよ」という声掛けをするのは割と無難な回答なのではないかって思っていて、正しいというか、理解できるというか、まぁ生きてればいいこともあるだろうなぁ〜と納得できるんですよ。

でも私が死にたい時、その言葉が飛んできたら

「いや私は今が死にたくなるほど辛い状態なのにこれ以上それを延長させるのか!?そんな無責任なこと言えるなんて、あなたはいいことずくめの人生で他人の辛さなんて微塵も分からないんでしょうね。」

って言うと思う。


でも、実際、自分がとても不安定で投げやりになっていたり、死んでしまいたいほど切羽詰まっていた時期に、もしこの「生きていればいいことあるよ」的な言葉がなったら、間違いなく早い段階で死んでいたと思う。

苦しい時期から抜け出して過去を振り返ってみた時、「あそこで『辛いなら仕事なんてやめてゆっく旅行でも行きな』とか『死ぬぐらいならもう何もしなくていいよ』っていう声掛けがなかったら、一人だったら、死んでたのかな。」って今でも考えるときがある。

だから、「生きていればいいことあるよ」っていう言葉にも、もう少し温かい気持ちで聞きたい。

それだけ。