時を越えるアイドル

アイドルのことを考えていたらふと自分の小学生の頃を思い出した。

小学校中〜高学年の頃はモー娘。が流行していて、クラスの女子の約半数はモー娘。ファンであった。
サイン帳の好きな芸能人の欄にモー娘。のメンバーを書かない人はいないぐらいに、全盛期だった。

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この年表でいう2000年がドンピシャである。
(私は安倍なつみ後藤真希石川梨華紺野あさ美、と今で言う推し変を繰り返していた。)


私も例外ではなく、CDを買ってはMDにわざわざダビングしたり、近所の駄菓子屋に行けば生写真くじをひき、原宿のアイドルショップへ友達と親同伴でお出かけして少ないお小遣いでグッズを買うほど人並みにハマっていた。

今でもAKB系列のアイドル達に圧され気味ではあるものの、アップフロントのアイドル達の活躍は目にする機会もあるだろう。
何がきっかけか忘れてしまったのだが、つい最近、℃-uteBerryz工房の曲を聞き始めた。
しかし皆さんもご存知の通り、℃-uteはまだ記憶にも新しいつい先日の2017年に、Berryz工房は2015年に解散している。(Berryz工房に関しては「無期限で活動を停止」ということになっている。)

最初に聞き始めた時には、「なぜ解散する前に聞かなかったのだろうか…もっと早くに知りたかった…」という後悔は浮かんだけれど、でもそんなことより、こんな素敵なアイドルがいたんだ、こんないい歌あったんだ、と知れたことが嬉しかった。

アイドルは時代とともに移り変わっていく。キャラクターも在り方もライブパフォーマンスもファンとの関係も、時代とともに、人とともに進化していく。

アイドルがファンに伝えたかった気持ちは、何年経っても、時代が変わっても、ちゃんと届くんだ、届いているよ!ってまた私を幸せにする。アイドルってなんてすごいんだろう。


SPEEDが解散した時の最後のテレビ出演だかで、小学校低学年だった私は、母親に見られるのが恥ずかしくてトイレに駆け込み便座の蓋を閉め体育座りで泣いたな。

アイドルが魂を込めて、人をキラキラと輝かせてくれるものは、何年経っても人の心に届くんだから、泣く必要なんてないんだよって昔の自分に伝えたい。

全人類アイドル計画

「歌で人の気持ちを明るくできるようになりたい。きっと人生にくじけている人が、いっぱいいると思うから。」


これは皆さんご存知、昨年2017年に芸能界を引退した"ももち"こと、Berryz工房嗣永桃子の言葉である。


この言葉通り、アイドルの歌を聞いているだけで、空っぽに思えていた元気がみるみる湧いてきたり、不思議と前を向けたりする経験は誰しもあると思う。
それはアイドルという存在が歌を通して自分を応援してくれるから。「大丈夫!元気出して!」と歌で、パフォーマンスで背中を押してくれるから。元気を与えてくれるから。

アイドルは(本人の本音はどうであれ)、常にファンの為に歌って踊って笑顔を振りまいている。自分の青春を、他人に幸せを与えるためだけに存在しているのではないかと悲しくなるぐらいに眩しく輝いている。


私は、人間は、何かしらの役割をもって生まれてくるのだと思っている。
それは、仕事であったり、余暇や趣味を楽しむためであったり、一人ひとり違うもの。

この子達は、若くして自分の生まれてきた役割を知っている。アイドルは、人を幸せにする為に存在している。
自分の貴重な青春を捧げ、他人を幸せにする、我々に夢や希望を与え続けてくれるもはや自己犠牲ともいっていいアイドルという生き物は、人が本来あるべき生き方の見本となるものだ。

ペアーズで知り合った人の話

彼氏ができないまま一人で迎える二度目の誕生日。
最近はソシャゲやツイッターよりもペアーズで必死こいていいねしている時間のほうが多い。

二週間前の、まだ仕事を辞めるなんて微塵も考えていなかった金曜日、仕事を休んでベッドでぼけーっとしながら例のごとくペアーズでいいねを押す仕事をしていた。

ペアーズの仕組みとしては、お互いにいいねが押されると、マッチング成立となり、個別にメッセージのやり取りができるようになる。
まだ初めて日が浅いということもあったが、マッチングをしても特にこちらから送ることはせず、相手から来たら返すという使い方を私はしている。
マッチング状態にはなるものの、メッセージが来るものは3割程。まぁそんなものかぁという感じで惰性でいいねし続けていた。

その日はいいねをしてマッチング後、即メッセージが来た。
自己紹介、どこに住んでるんですか、近いですね、なんてやり取りを四往復したところで「明日遊びませんか?」となった。
別に土曜日もいつも通りなんの予定もなかったし、まぁそんなもんなのかなと「いいですよ\(^o^)/」と返事。

朝の10時に家の近くのコンビニまで車で迎えに来てくれるとのことになった。ネガティブ妄想の強い私は「すごい変な人が来て全身縛られて秩父あたりまで連れて行かれて山に捨てられるのでは……」と少し怖かったが、まぁ顔写真もあったし、自己紹介からは誠実さを感じられたし、ものは試しだなとその日はドキドキしながら眠った。

翌日の9時半には「ローソンの駐車場に居ます!充電切れそうなので×××ナンバーの車なので乗って下さい!」と来た。
待ち合わせ場所のローソンに行くと大きな黒い車が停まっていたので、運転石を恐る恐る見ながら乗り込んだ。

写真に居た男性がタバコを吸いながらまるで昔からの友達に接するように、よ!という感じで手を上げ挨拶した。緊張していた私はど、どうもはじめまして…みたいなことを言った気がする。

充電器が無いからドンキ行きたいんだけど開かないんだよね〜ってことで、11時まで何となく雑談をしていた。
生活圏が被っていたので、地元トーク的なことや、彼氏どのぐらいいないの、あの散歩してる犬ポメラニアン?、みたいな本当に雑談。
何というか、あまりにも相手に緊張感がなさすぎて、段々とリラックスして話せるようになってきた。

そろそろ開くかなってことで車でドンキへ。
「どこか行きたいところある?俺お酒飲みたいんだよね〜でも家に車置かないとな〜」と言われ、特に行きたい所も思い付かないしお酒いいですね〜と賛同。
ドンキで充電器とお酒を買い、車に戻って、どこで飲むかな〜となり、あとはまぁツイッターに書いた通りなので割愛。

その翌週の金曜日にも「明日遊ぼ〜」と来たけれど、「遊ぶってこの前みたいなことですか?」と返したら、既読がついたきりそれ以降今日まで返事はない。

いつになったらペアーズで優勝できるんだろ。
早く煙になりたい。

カスタネット奏者になりたい

4月に幼稚園に入園した甥の音楽会を見に行ってきた。

「ぽーけっとーのーなかにはーびすけっとーがーひーとーつー!」と音程無視で全力で歌う3〜4歳の子どもたちを見て目頭が熱くなった。年少さん、息してるだけで可愛いな。

本当についこの間生まれたような感覚だけど、もう4歳になるのだなぁ〜……リズムを取りカスタネットを叩きながら歌えるまで成長したのだなぁ〜……大きくなった……私はこの4年で何が変わった……?三回も仕事辞めるとは思わなかったな……二度も履歴書の空白期間―無職―を経験するとは想像もしてなかったね。

大人になると日々過ぎるスピードがアホみたいに早くなってるのに、何も成長もしなければ変化もない。生きてても何も面白くないな。だから皆結婚して子どもを産み育てるのかな。年少さん、息してるだけで可愛いもんな。
普通に死にたいな。私もカスタネットやりたい。
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アイドルと古参

アイドルマスターミリオンライブシアターデイズ(通称ミリシタ)が配信されてから久しぶりにログインボーナスのための事務的な起動以外でソーシャルゲームを遊んでいる気がする。

 

アイドルマスターミリオンライブ!は元々2013年からGREEで配信されている、所謂プロデューサーさんがひたすら脳を財布を空っぽにしてポチポチして色々と強くなっていくモバマス同様のソーシャルカードゲーム。

ミリシタからは、桜守歌織と白石紬という新たな2人のアイドルが追加されている。

私は二次元・三次元問わずアイドルが好きなので、特に好きなキャラが居るわけでもないが、頭を空っぽにして楽しく遊んでる。

 

配信当初ツイッターを見ていると、「別に新たしいキャラ追加する必要なくない?」というようなつぶやきを目にすることがあった。

いわゆる「オタクと呼ばれる皆さん」は、新しくなっていくこと・変わっていくことに対して嫌悪感を覚えるように見受けられる。

一方では、新しいモノ(新しい作品、デビューしたての新人等々…)を、他の人が注目する前から応援するということに命を懸けているようなオタク(敬称略)も多い。

とりわけアイドルというジャンルにおいては「俺、この子がデビューする前からずっと応援してたんですよw」というような「古参アピール」がステータスになっている部分も往々にしてある。

どちらも、「好き」ということに変わりがないのであろう。何も悪いことはないし、そこまで情熱を注げるものがあるというのは楽しいのだろうなぁと羨ましくもある。

しかし時々、ひたすら新しいモノを追いかけては、情熱を注ぐものをとっかえひっかえしているような忙しないオタク(敬称略)を見かける。あれは何が楽しいのだろうか。

確かに、新しいモノには一緒に成長していくような感覚であったり、自らが育てていくような楽しさがあるのだろう。けれど、新しいモノは時間が経てば古いモノになる。永遠ではない。サービスが終了することもあれば、大きなコンテンツになっていき手の届かない存在になりもすれば、突然結婚宣言したりもする。

一時の快楽の為に「好き」を常に探し続けている人達は、きっと40~50歳になった時に何も残っていない空っぽな自分をどう感じるんだろうか。そもそもそういう人達は、棺桶の蓋が閉まるまで何も気付かないのかもしれないが…(それもまた幸せの形なのかもしれない)。

 

そんなことを考えながら今日は一日ベッドとイチャイチャしながらミリシタをプレイしていた。

白石紬ちゃんメッチャ可愛い。

目が覚めたら無職になっていた

この数ヶ月布団に入ってから1時間〜2時間じっと目を瞑っても寝付けない入眠困難に陥っていたはずが、今日の突然の辞意表明というイベントからの精神的疲れからかはたまた開放からか、気付かぬうちに眠りに付いていた。

いつも通りの7時半に目が覚め「あぁ、もう自分仕事ないんだったね」って思ったら調子出てきてエッチな動画を見て11時半に母親が起こしにくるまで二度寝していた。
銀魂マダオが全身無職に改造されていたっていう回を思い出して少し悲しくなった。私はまるでだめなメンヘラなんだ。

眠れるなら眠剤も必要ないしやることないしベッドで横になりながらTwitter見たりアニメ見たり声優のブログ見たり声優のインスタグラム見たりしてるだけで時間が過ぎていくし、どうしようと思いながら有頂天家族2最終回見てる。こんなに寝てたらいつか床擦れ起こすんじゃないか。明日も明後日もやることない。毛玉になりたい。

26歳と11ヶ月児

仕事を辞めた(10ヶ月ぶり3回目)。
合う合わないもなければ特にやりがいも辛いことも何も無い、一般事務職。16年10月末から始めて約8ヶ月ぶりでサヨナラしちゃった。衝動で。休みの連絡を入れるまで「辞める」の辞の字も頭になかったのに。「なんかつまらなくなっちゃった…」って理由で男を取っ替え引っ替えするワガママ女かよマジウケル。

何がしたいとかもないから、どうしよう。しばらく無職ライフエンジョイするにも生きているだけでお金は発生するし……。探さないとな、でもなにするの?うお〜ん。って感じ。

うお〜ん……。

みんなどういう心で働いてるのだろうか。覗いてみたい。みんなができないことがどうしてできないのかな?恐らく働くことに世界一向いていないと思う。一反木綿になって空中で漂っていたい。

ブログなんて始めたら死んだ時の心配事増えるだけな気がする。ちゃんと私が死んだら私のTwitterスパブロして。うお〜ん……。